私は、本当に大切なことは、そう簡単には変わらないと思っています。家づくりも同じです。私たちは、家をひとつの生命体と考えて、家づくりを提案、提供しています。第一に、家は巨大な消費財になってはいけないのです。私は18年前に「百年健康住宅」を標榜しましたが、これからは「二百年住宅」が当たり前の時代になっていきます。だから住まいというのは、そこだけが突出した空間であってはなりません。シェルターのように隔離された場所ではないのです。
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子どもたちは学校と、お父さんは社会と、専業主婦のお母さんならご近所と、いつもつながっています。家もまったく同じように、それぞれと、いつもつながっている存在なのです。家族の魂が通い合っている家、その魂は近所、社会、地球にも通っています。そのような家だからこそ、そこに住む人(生命)は外の世界で生き生きと自分だけの価値を自由に伸ばして行けるのだと思います。水も心も、淀んでしまうと腐っていきます。人の心を腐らせるのも生き生きとさせるのも、家次第ではないかと思います。