いまではすっかりスーツのシルエットはスリム化し、本来のクラシックスーツのように、迪度に体のラインに沿ったものが主流となりました。しかし、40代以上の方々は、ぴったりのサイズより大きめのものを選ばれる傾向があります。これはおそらく、「ソフトスーツ」でゆったりしたものを着慣れた名残があるからではないでしょうか。若い方々が着ている体にフィットしたシルエットだと、見た目から腕周りや胴周りが窮屈な印象を受けるのも無理はありません。しかし、実際に本来ぴったり合ったサイズのクラシックスーツを試着してもらうと、ほぼ全員が動きやすく、なおかつシルエットが美しいという感想をおっしゃいます。もちろん、それを着たお客様の外見の印象もそれだけ素敵になりますから、周囲の方々からも好評なのはいうまでもありません。ぜひ、あなたもスーツのサイズやシルエットが合っているかを見直してみてください。
私が靴に目覚めたのは、二十歳でイタリアに行ったときです。「女にできて男に決してできないのは、ハイヒールを履くことと、ストッキングを履くことよ」イタリア人のとても素敵なマダムにそう教わりました。女性は美しくあるためにその痛みを我慢するものだともいわれます。華奢な靴を履いてどんなに足が痛かろうが我慢すること、それができない人は女であることをやめなさい、というわけです。実際、彼女たちはとてもほっそりとしたデザインの靴を履いています。その「女であり続けることへの執念」には驚かされますし、見習いたいとも思っています。快適さだけを考えたら、女性はどんどん怠惰になります。自分が女であるという自覚を持つために、ときには細くて痛い靴も必要なのです。そうした精神的なことだけでなく、靴には実際に女性の体型を綺麗にキープしてくれる力もあります。特に、踵の高いハイヒールや、デザイン重視で選ぶパーティ用の靴などは、その役割が大きいのです。こういったエレガントな靴を履くと、歩き方や脚の組み方も、自然と優雅に美しくなるでしょう。それこそ、女を足元から意識させてくれる靴だといえます。いつもいつも足の痛みを我慢しなさいとは申しません。けれど、せめて1ヵ月に1度、ここぞというときにはシンデレラのような靴を履くのもいいと思いませんか?そういう靴を履いて、ゴージャスな場所に出かけることも、いろいろな意味であなたを美しくしてくれるのです。
バスケットシューズとは、深い、または浅い、オックスフォードタイプの靴。つま先まで紐締め式、素材はキャンバスまたはアーミーダック、底には滑り止めのラバーソールが施されている。ラバーソールをつま先やかかとまで伸ばし、補強したものもある。当初はバスケットをはじめとするスポーツ専用だったが、1970年代には通学用にも用いられる。80年代に入り、革製や詰め物を入れたタイプも作られるようになった。そして、ソックス。つま先からくるぶしの上部くらいまでの、丈の短い靴下の総称。ラテン語のソックス(soccus「かかとの低い靴」の意)が語源。靴下の歴史は、タイツ型、脚全体を覆うストッキング型、膝下までの型、ソックスと、時代とともに変遷。もっとも短いソックスは、スポーツウェアのひとつとして登場した。なお、「ハイソックス」は和製英語、正しくは「ニーハイソックス」。